仲卸としての役割
仲卸は必要なのか?
仲卸業者(中間業者)がいない方が安く買えるのでは?と思われがちですが、仲卸業者には大事な役割、そして大事な使命が大きく分けて二つあります。
1.食材の評価
仲卸業者は、競りで卸売業者から食材を買い付けます。
競りでは、一番高く値段をつけた仲卸が購入できるというシステム なので、食材の価格の決定は、仲卸業者に委ねられます。
要は、 仲卸業者が食材の評価をもとに、価格を決めているというこ とです。
食材を評価するには、食材の品質や鮮度を判断するのはもちろんで すが、 日々増減する生産と消費量の需要やその時々のトレンドも予 め把握しておく必要があります。
そうしないと、無駄に高値で買ってしまったり、安く買い付けても 需要がなければ無駄に在庫になってしまうからです。
また競りでは、 1品目競るのに2秒くらいしかかからないことがザ ラにあるので 「瞬時の判断力」も求められます。
2.食材の分荷
生産者から食材を集荷する卸売業者は、大きいロット数でしか販売 できません。

では、秋刀魚を例に考えてみましょう。

卸売業者との取引きは、1箱30尾入りを10箱単位から。
しかし、鮮魚店を運営しているAさんは、秋刀魚を3箱だけ仕入れたい。

そこで、仲卸業者が10箱買い受け、そのうち3箱をAさんに買って もらい、残りの7箱を他の小売店に販売します。

この分荷、分配の役割がいなければ、小売店の方達はとても大変になります。